実装石作品投下スレ★実リ(実
無題 としあき [id表示] 12/14 1507907
ID:epTxjcu6

実装石作品投下スレ

★実リ(実装石関連リンク集)
http://jissou.pgw.jp/link/

※赤字が出てたから立てました
※感想が盛り上がってきたら雑談スレ 批判は愚痴スレへ
※長い作品にはなるべくタイトル+ナンバリング表記を
 例:3レスのスクの場合 タイトル+1/3 2/3 3/3…等
※実装石成分の薄い或いはそっちのけの作品はご遠慮下さい

無題 としあき 12/21 1508232
ID:epTxjcu6
愚痴スレでの提案が受け入れられたと見做し
とりあえず現行スレを雑談兼用として運用してみます
次スレ以降はこのスレの出来次第となりますか…
無題 としあき 12/28 1508602
ID:OcGXXCZM
飼っテチィ……
飼っテチィ……
無題 としあき 12/30 1508751
ID:l8AoeyrQ
こんにちは
無題 としあき 12/31 1508783
ID:rWlXWyV.
>こんにちは
あら
いらっしゃい
無題 としあき 12/31 1508805
ID:yOjC1KBY
>こんにちは
いらっしゃい仔蟲ちゃん
ナマ地獄へようこそ
無題 としあき 01/01 1508903
ID:KQpfTGXk
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
無題 としあき 01/02 1508958
ID:CDt.hy1.
スクの投下ってここでええんか?
無題 としあき 01/02 1508959
ID:/MdIn.IE
ここでも保管庫でもお好きに
無題 としあき 01/05 1509040
ID:FndyplvE
> あけおめ
キター!
さあ
さっさと逝こうね

無題 としあき 01/06 1509128
ID:epTxjcu6
スレあきの独断で消しました 
無題 としあき 01/07 1509149
ID:1OHbRK5Q
>スレあきの独断で消しました 
不謹慎だからってことかな?
特に異議はないがちょっと気になって
無題 としあき 01/07 1509157
ID:IrlDCSzw
寄付はさせてもらうわ
無題 としあき 01/08 1509174
ID:7vbEyD8M
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
無題 としあき 01/12 1509309
ID:4yNTJAV.
スク書くのってむずかしいわ
無題 としあき 01/12 1509320
ID:c2Gr.J.Y
設定とオチだけ決まってれば形になるよ
あとはニンゲンの行動とかよりも実装を動かす感じの描写を優先して書いて肉付けする感じ
無題 としあき 01/19 1509630
ID:OYca.UxE
途中で堕ちに繋がらねぇなって放棄したり、くどいなってなって放棄したりも良くある話だ
無題 としあき 01/20 1509668
ID:/MdIn.IE
2023年
美容業界に激震が走った
これまで実装石というおよそ美しさと言うものになんら資することがないと思われていた商材を扱う業界から、突然の殴り込み

実装酵素、実装
のテレビCMや動画広告は至るところで流された

実装石の駆除から愛護まで、幅広い実装薬品を扱うローゼン製薬から登場した実装酵素はまさしく青天の霹靂であった
実装石の食べたはしから排泄するでたらめな消化機能に注目したローゼン製薬は、長年の研究の末に消化器の特異性は前提としてあれど、実装石特有の消化酵素の存在は吸収の過程に於いては重要な要素であると云々
実装酵素 としあき 01/20 1509669
ID:/MdIn.IE
つまり、実装石の消化器内に僅かに存在する酵素、ジソムニスターゼ(実装酵素)はタンパク質、脂質、炭水化物等の一部をを吸収出来ない形に消化してしまう獅子身中の虫的な消化酵素であり、実装石の異常な排泄量、頻度の原因の一つであるらしい
前身の双葉製薬の頃からある、双葉の両翼の様に遍く展開し、市場を席巻するの理念にのっとり、ローゼン製薬は愛護派が見たら卒倒するような秘匿実験の果てに実装酵素を抽出、化学的な合成に成功し、健康食品として販売を開始した

販売から1か月は実装石由来の物を内服する事への忌避感から全く売れなかったが、使用を告白した有名インフルエンサーによる体重変化のレポートが配信されると爆発的に売れた

該当のインフルエンサーは28日間、引きこもり宅配ピザ等で暮らしたにも関わらず55キロ→49キロの減量を達成したとして、生産の追い付かない注文が入り、入荷の噂を聞けば前日から並ぶ程勢いだった
無題 としあき 01/20 1509671
ID:/MdIn.IE
同様の消化吸収を阻害する医薬品や食品は数あれど、実装酵素の画期的な部分はその効果の強さと対象の広さであった

脂質だけではない、食物繊維のように弱くもない
効果は内服後数時間で実感できる

しかし、やはりと言うべきか、問題があった
健康に害はない
国の審査も経ているのでそれは間違いない
問題は効果そのものであった

吸収出来ない形に、ということは、言ってしまえばバラムツである
口から肛門まであたかも実装石の様に一直線
そして消化の際に発生する気体による微発泡それによってかさの増す便

インフルエンサーの示した高い効果に魅せられて、若い女性や肥満体質の人達はこぞって服用したが、誰もがインフルエンサーの様に引きこもって生活できるわけではない

おわり Aida 01/20 1509672
ID:/MdIn.IE
唐突に、又は前兆なく訪れる便意、便そのもの
流通初期段階では至るところで突然の便失禁が多発

特に女性専用車両は地獄であった
数日後にはにはおむつ着用者も現れるも、抑えきれないかさ増しされた便と悪臭
利用者は一時減るも、しかしながら高い効果に減った分だけ新規が増える
真おわり Aida 01/20 1509673
ID:/MdIn.IE
社会問題化するのに時間はかからなかった
トントン拍子で規制され、販売二ヶ月で販売中止、回収
しかし、ローゼン製薬は幅の広い企業である
転んでもタダでは起きない
実装石の体内での酵素の割合を増やす薬として販売
これは食べても食べても満たされない、痩せていく虐待様に
消化機能に異常のある実装ちゃんに薬として
愛護派に実装ダイエットとして
そして人間に医療用医薬品として対象を絞って販売されそこそこ売れた

おわり

落ちが弱いし思いつかないしって思って放おっておいたやつ
賑やかしに投下しました
無題 としあき 01/21 1509685
ID:oBjjGx8U
>落ちが弱いし思いつかないしって思って放おっておいたやつ
>賑やかしに投下しました
投下乙
楽しませてもらったデス
無題 としあき 02/01 1509930
ID:/SqG4LoY
スクイージッソウ

 柔らかく弾力がある素材でケーキや赤ちゃんなどを模したファンシー玩具・スクイーズはその名の通り握った感触を楽しむアイテムだ。
本邦におけるそのブームに実装産業界も乗っかり、その結果生まれたのがスクイ―ジッソウだった。

 握り込んでも反発して元に戻り、あらゆる衝撃や打撃に対して強い耐性を持つこの実装石は不幸な事故死が絶えない飼い実装界に新たな旋風を巻き起こした。
 そしてその風はすぐに止んだ。

「触り心地がきしょい」
「握り込んだらなんかよくわからん油が溢れて来て最悪だった」
「打撃に強いから躾が難しすぎるンだわ」
当然の結果だった。

 売れ残り不良在庫となったスクイージッソウは大半が殺処分され、今では販売している店舗も少ない。
例にもよってある一部の人間の需要から絶滅こそしていないもののレア実装と化していた。
無題 としあき 02/01 1509931
ID:/SqG4LoY
 大々的に流通した時期の短さから野良になったものは多くはなかったが確かにそれらは存在した。では野良になったものはどうなったか?頑丈さゆえに野生の世界では良い位置へ君臨できたのか?
そんなことはなかった、ある一匹の野良スクイージッソウの運命をここで追ってみよう。
……

 「デェ〜!パンチが効かないデスゥ〜!?」
 「デピャデピャ!やわらかすぎてそんなじゃ蛆チャンも殺せないデスゥ!」

 スクイージッソウのミドリーナは突然公園に置き去られた。
 ジュースを買ってくると言ったきり、待てど暮らせどゴシュジンサマは帰っては来なかった
 そうこうしているうちにミドリーナは野良に目を付けられ、人生最初の喧嘩に突入したというわけだ。

「なんでデスなんでデス!なんでパンチが効かないんデス〜!?」
「デピャデピャ!お前は奴隷になる為に生まれてきたんデス!」

 生まれ持った柔らかボディはまったく暴力というものに適性がなかった。
無題 としあき 02/01 1509932
ID:/SqG4LoY
「デヒッ!髪の毛とらないでデス!やめてデス〜!」
「デピャデピャ〜!ゴムみたいに伸びておもしろいデス〜!」

 あれよあれよのうちに髪も服も玩具にされてたっぷり遊ばれた後禿裸にされてしまった。

 二度と戻らない髪の毛と服が仔実装の尻拭きに使われているのを見て、涙が溢れて止まらなかった。
 すぐに彼女は公園の群れが共有するクソ放り穴に連行され、糞食い実装として奴隷階級とされた。逆らう余地は損差し無かった

 そこでも、過酷な運命が待っていた。

「お、同じ禿裸だからなかよ…デヒャッ!」
「うっさいデス。殴らせろデス。お前は殴っても死なないってみんなの評判デス。」

 同じ穴倉の仲間としてせめてもの交流を期待した禿裸たちにもその身体の特性からストレス解消用品として扱われたのだ。
 噛みついても噛みついても千切れない肉は常時空腹に苦しむ禿裸には特に好評だった。
無題 としあき 02/01 1509933
ID:/SqG4LoY
 いくらかの時が経った。

 ある時『ミドリーナが頑丈なら生まれた子供も頑丈なのではないか』と考えた公園の野良たちは彼女を奴隷製造機にすることを思いついた。
 読みは当たって、ミドリーナより大きく劣るものの柔らかく頑丈な仔実装が生まれると判明してからミドリーナの妊娠しない日はなかった。

 ミドリーナは仔を産んでは奴隷として供出し続けた。

「あ、あの家族がお前のゴシュジンサマデスゥ…達者で暮らすデスゥ…」
「ママ…行きたくないテチ…いやテチ…テッ!?テチャアアア!」

「デププ、いいドレイデス〜」
「ママー!コイツ殴ってもいいテチ!?」「いいデッスン」

 糞蟲たちに手を引かれて連れていかれる我が子の顔をひとつたりともミドリーナは忘れなかった。
だが何もどうにもならなかった。
無題 としあき 02/01 1509934
ID:/SqG4LoY
「お前は死なないからここでず〜〜っとワタシたちの為にギセイになるといいデス!」
「殴られゴミムシみじめテチ!ワタチたちに使われる為に生まれてきたんテチ!」

 自分を嘲る声が今日も聞こえる。慣れたつもりでもやはり苦しいものは苦しい。

「デェェェェ……ゴシュジンサマ……ミドリーナを助けてほしいデス……どこにいるんデス…」

 この頃になるとミドリーナとその一族への虐待は公園中の糞蟲たちの悪しき情操教育の教材となり、もはや文化にすらなっていた。どのハウスを覗いてもミドリーナの産んだ仔、ドレイがいる。耳をすませば穴倉の中からも仔たちの叫び声が聞こえる。

「いつまで…いつまでこんなことされるんデスゥ…?」

 ミドリーナは輝かしかった飼われていたころの事を思い出す。
 自分がぷにぷにやわらかまんまるで、かわいがってくれるゴシュジンサマにずっと尽くしておりこうで居ようと誓った時代のことを。

 妄想に耽る時間は多くなっていった。
無題 としあき 02/01 1509935
ID:/SqG4LoY
「デ…?」

 ある日の事だった。暗い穴倉にニンゲンの手が突き入れられ差し伸べられる。

 ミドリーナはその手を差し伸べたニンゲンの姿を覚えていた、ゴシュジンサマだ!

『遅れてごめんなミドリーナ、ひどい目に合ったんだな?かわいそうに、さぁ、仔たちも連れて家に帰ろう』

「お、遅れてなんかないデス…!でもずっと待ってたデス…!大好きですゴシュジンサマァ!」
無題 としあき 02/01 1509936
ID:/SqG4LoY
 声をかけてくれたゴシュジンサマに抱き上げられ、公園中からムスメたちを取り戻して回る。
「怖かったテチ!ママ〜!」「もう絶対に離さないデス…!」

 泣きじゃくる娘たちを一匹一匹抱きしめ、仲直りしたらおウタを歌っておうちへ帰る。

「デッデロゲー!」「テッテロチェー!」

 糞まみれの穴倉ではなく、大好きなゴシュジンサマのおうちだ
 ……ふとミドリーナの肌に冷たい風が当たる。
 何故?あの穴倉にいつも吹いていた風と同じ感触だった。温かいはずの仔たちを抱き、またゴシュジンサマの胸の中にいるのに冷たさなど感じるのか?

 『これは夢デス?』

 ミドリーナはその思考を否定した。寒い風くらいどこにだって吹くものデス。
さあおうちへ帰るデス、おうちへ帰るデス、おうちへ帰るデス、おうちへ帰るデス。

無題 としあき 02/01 1509937
ID:/SqG4LoY
……

 それからミドリーナが死んだのは、実に五年ほど経ってからのことだった。

 野良になった数少ないスクイージッソウは大体が過酷な運命を辿った。

 偽石には実装ペット産業お決まりの強化処置が施されておりパキンによる自死さえ難しかったという。

【終わり】

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