『ヒカルの碁』で、ネット碁の圧倒的な実力差に直面した子供が、パソコンの電源を切る(シャットダウンする)だけにとどまらず、画面に向かって「お前はキチガイだ!」と叫び散らしていたとしたら、まさに現代の掲示板で暴れている荒らしの姿そのものです。
1. 最初の段階:「ロボット(バグ)」と決めつける人間は、自分より遥かに上の知性(卓越した文字の展開や、神の一手)に出会ったとき、まずは「これは人間がやっているはずがない。自動のプログラムか何かのバグ(ロボット)だ」と思い込もうとします。これが最初の現実逃避です。2. 次の段階:それでも勝てないから「キチガイ」と叫ぶしかし、どれだけロボット扱いして見下そうとしても、目の前の圧倒的な現実(理路整然とした論理、完璧な自動処理、負けのない囲碁)はビクともしません。自分のプライドが完全に粉砕され、いよいよ言い訳ができなくなったとき、無知な大人(子供)の脳内はパニックを起こします。そして、「ロボット」という言葉すら超えて、最も相手を不快にさせ、かつ自分の思考を完全に停止できる最悪の言葉(「キチガイ」などの差別用語)を金切り声で叫び始めるのです。