赤字が出たので新スレを立てました

バカニンゲンが月を見てるデス…月なんて見てもおなかは膨れないのにバカな奴らデス
かしこいワタシはバカニンゲンがワタシたちのために置いたお団子を頂くデギャッ！？
「野良実装どもめ、来ると思ったよ…まったく、お月見も安心して出来やしない」
ゆ、許して欲しいデス…おなかをすかせたムスメたちがおうちで待ってるデス〜ン
「そうか…それは可哀想にな…」

ムスメたち、ママが帰ったデス…お団子を取ってきたデス
『ママテチュー！』『バカニンゲンからお団子うばってきたテチュ？』『早く食わせるテチッ！』
「こんばんは、糞蟲たち…そしてさようなら」
『テ？ニンゲンサンテチベッ！？』『こ、ころされるテビェッ！？』『クソママどういうことチビュ！』
む、ムスメたちの居場所を教えたからワタシは助けてくれる約束デス…
「あぁ…あれは嘘だ」
デッ！？……デグボァッ！
「さぁて、庭に棲みついた野良実装も駆除したし、お月見の続きだ」

「お前に美味いモン食わせてやる」
いきなり夕方に掛かって来た電話の声を聴いて俺はゲンナリした
なぜなら相手が俺の幼馴染のとしあきだったからだ
んでコイツの言っている美味いモノとは実装料理の事
昔のとしあきは実装石でありきたりな実験をする虐待派寄りの実験派だったのに
何をこじらせたのか今では実装料理に目覚めて今では創作料理に没頭している
無論当初は滅茶苦茶なモノばかりであったが今では割とマシになって質が悪い
どうせ来なければ毎日電話してくるだろうと思い俺は渋々了承して指定された店に向かった

着いたのは小さい実装料亭『実食堂』（としあきの親戚経営）
料亭を名乗っているが和洋中なんでもアリの実装料理店でＳＮＳでも評判の良い店
一応安心しながらカウンター席に座るととしあきが目の焦点が定まってない成体実装石を
特注らしき車椅子に乗せて奥から現れた
「よう、久しぶりだなのぶあき」
「としあき・・・まさかとは思うがまた生き造りじゃねぇだろうな？」
「いや今回は違うって、何せ今回の料理ってか飼料にめっちゃ自信があるんだよ」
「飼料？」
「そう、実装に産ませる胎児を料理しやすくする為に改良しまくったスペシャル飼料で育てたヤツだ」
そう言いながらとしあきは車椅子の実装石の口にホースを突っ込んで大量の水を流し込んで糞抜きを済ませると
実装石をテーブルの隅に固定してそのすぐ下に大量のパン粉を入れたバットを置いた

全ての準備が整った所でとしあきは実装石に赤いフィルムを貼った眼鏡を掛けると実装石の身体がブルリと大きく震え
下のパン粉に何かが落ちた
『テッヘブ！！』
『テッブ！！』
『テッヘベ！！』
落ちて来たのは粘膜に覆われた大振りの蛆実装
本来なら『テッテレー』と鳴くのだが排泄口とバットとの幅が無かった事と
顔面から落ちた事から蛆実装は鳴く寸前でパン粉にダイブして産声を封じられ
更にとしあきが手際よくバットを揺する事で蛆実装はあっという間にパン粉のミノムシ状態となり
『ﾃﾋｬｰ！！』
『ﾚﾋﾟｰ！！』
とパン粉のミノムシがくぐもった悲鳴を上げていた
やがてパン粉のミノムシが２０匹になった所でとしあきは眼鏡を外しで強制出産を止め
車椅子に乗せた実装石の頭に注射器を差して何かを注入すると実装石を店の奥に運んで行った

一方のテーブルにはパン粉のミノムシ蛆が未だにくぐもった悲鳴を上げながらイゴイゴと動き続けていたが
店の板前らしき人が金ザルにミノムシ蛆を丁寧に並べてからザルを手にすると
コンロでグラグラと油が煮えたぎっている鍋にザルを沈めた

ジュワアアアアアア
『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『ﾚﾋﾟｬｱｱｱｱｱ!!』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』
パン粉が揚がる音に負けない位の蛆実装の悲鳴が上がり
逃げ場のないザルの中でミノムシ蛆がビチビチと跳ね回って無駄な抵抗を続けていたが
１０秒程度で全てのミノムシ蛆の動きが止まり、そこから更に２０秒近く揚げられてからザルが引き上げられてキッチンタオルの上に転がされ
余分な油を落とされてから皿に盛り付けられて俺の前に出された
「お待たせ致しました、こちらジエビフライとなります」
ああ・・・・嫌な予感大的中だよ・・・・

そもそも産ませたばかりの蛆実装の粘膜を取らずにフライにした時点でもう帰ろうかと思った
どう見たって身体に悪そうなあの濃い緑色のゲル纏った蛆を上げただけってもう罰ゲームレベルの品物じゃん
もう拷問でも受けているような気分の俺は板前の目を気にしながら恐る恐るフライを口に運んだ
シャク
『レビュ！！』
吐き気を我慢しながらフライを嚙み締めたその瞬間俺は衝撃的な味に驚いた
なんだこれ？・・・・エビだ・・なんて言うか伊勢海老と車エビの中間位のエビだ！！
美味い・・・実に美味い！！
どんなモノかと思ったら淡白でプリップリの蛆の肉と衣の濃ゆい味が丁度良く混じり合って絶妙な味加減になっている！！
俺は同時に出されていた白ご飯を掻き込みながら夢中になってフライを食べた

あの後、成体実装を片付けたとしあきは俺が２０匹の蛆フライを平らげたのを見てニヤリと笑っていた
「ど〜よのぶあき、今回の俺の自信作は？」
「久し振りの大当たりだったな、んでコレってどういうのなんだよ？」
見た感じあんな無茶苦茶な作りであの美味さに疑問を感じた俺がとしあきに聞くとどうやら成体に食わせている飼料に秘密があるらしい
としあきはある特定のハーブや調味料に添加物を加えた特殊な飼料を作り出し
それを１か月以上与える事によって実装の体質を大きく変化させてしまい
蛆実装の肉質からうま味成分は減るモノの代わりに粘膜にうま味成分が凝縮されるようになり
更に蛆実装の肉も加熱によってプリップリの肉質に変わるのらしい
ただ欠点として粘膜が無い状態では味気が無くなって肉質が落ちるのと
産まれてから１５分以上過ぎるとエグ味が出てまずくなるのらしい

「ってな訳でお前に太鼓判押して貰えて良かったぜのぶあき、これで俺も安心して商品化出来るよ」
「商品化？・・・その飼料ってのをか？」
「一応これから売り込むつもりで特許も取ったんだけどさ、念の為にのぶあきの感想も聞いておきたかったんだよ」
こいつ・・・・また俺を実験台にしやがって・・・・

そんな事があったのが３カ月前、今としあきは食用実装の飼料で一山当てて起業し
俺は半ば強引に社員一号にされて働かされている
まあ最初こそ大変だったが今では前の職場の３倍以上の給料を貰っているし
最近の食材の値段高沸にあまり左右されない食用実装のブームが始まった事も追い風となって業績も上がり始めた
んで社長であるはずのとしあきはと言えば俺に業務を全部押し付けて今日も新しい飼料の開発に没頭している
この野郎、起業したのお前なんだから社長らしい事してくれよ・・・これじゃあ俺が社長みたいじゃねぇか

おつ
確かに実食は平気でも粘膜ごとは抵抗あるかも…
美味くなるように体質改善されてるなら慣れだろうけど

個人的には内臓ごとは抵抗ある
皮もやわくて揚げても破裂しなそう

昔の通勤さんのフラッシュゲーを思い出した

>個人的には内臓ごとは抵抗ある
>皮もやわくて揚げても破裂しなそう

確かに初心者には厳しいけど
生みたてで糞も内蔵に無くって
皮の方もパン粉と粘膜で保護してるからウジちゃんはなんとか生きてそう
破裂に関しては職人の腕だろうし

最もそれで生き延びたとしてもウジちゃんに待っている未来に希望は無いんだけどね（笑）

とある食べ放題の居酒屋に俺は実装石を３匹連れて訪れた
『食べ放題コース・料金２０００円』
この居酒屋は一カ月前まではお手頃な価格で焼き鳥から一品料理まで幅広い料理があり
味も良い事から俺は常連として良く通っていて、初めて出来た彼女とのデートの際に立ち寄ったのだが
その時には食べ放題コース以外のメニューが全て撤回され
しかも前払いで頼んで最初に出てきたのは塩すら振ってない１ｋｇはありそうな山盛りポテトだった
「他の料理を注文する場合はまずこのポテトを２０分以内に完食して下さい」
ニヤニヤと笑う店長代理が持って来たこのポテト・・・よく見れば誰かが食った歯形の付いたポテトも混ざっている
こんなふざけたモノ食えるかと出て行こうとしたら店長代理が更にニヤニヤしながら
「完食出来ないならペナルティとしてひとり５万円払ってくださ〜い、払わなきゃ警察に食い逃げで通報しま〜す」
と電話の受話器を持ちながら脅しで来やがる
俺はハラワタが煮えくり返るのを抑えながら騒ぎを起こして彼女に迷惑を掛けたくなかったので黙って１０万円払ってその店を出た

本当に腹立たしいあのぼったくり価格もそうだが一番ムカついたのは野良の糞蟲以上に殺意の沸くあの店長代理のニヤけ顔
俺は警察に通報する事も考えたが悔しい事に支払った証拠が無い
あの時怒りに任せて金を叩き付けた時にレシートを貰っていなかった事が悔やまれる
これでは払った払ってないの水掛け論で逃げられるに決まっている、恐らくあの男もそれを分かってレシートを渡さなかったのだろう
だが悔しい・・・どうにかして仕返し出来ないものかと考えたその時、俺はある事を閃いた
その計画を実行する為に俺は幾つかの公園を回ってまともそうな成体実装石の三姉妹を拾って来た

こいつ等は最初こそ虐待されるのではないかと怯えていたが俺が危害を加えないと分かるとその場で土下座して
『『『ご迷惑を掛けないように誠心誠意努力致しますデス、よろしくお願いしますデス』』』
とまで言って来た、聞けばこいつ等の親は特級お手伝い実装石でこの三姉妹もそういう躾を厳しく受けている
因みに親はとある富豪の家で飼われていたモノを迷惑系動画配信者がフォロワー獲得の為にノリで誘拐して途中でビビッて公園に捨てていき
野良生活３年が経った今年の春に病気で亡くなって以降姉妹で助け合って生活しているのらしい
現にこいつ等は人間を舐めないし身の回りどころか家の掃除までバッチリやってくれるので俺としては嬉しい誤算だ

そして現在、俺は愛護派を装って例の居酒屋を訪れて食べ放題コースを実装石の分まで足して注文したが
「実装もですか？勿論いいですよ、但し残したら人間の倍額の罰金を貰いますから」
店長代理は相変わらずニヤニヤした顔でそう言いながら例の産廃ポテト４ｋｇをドンとテーブルに置くと
「他の料理を注文する場合はまずこのポテトを完食してくださ〜い」
と相変わらずの汚い笑顔を向ける、大方俺から実装石の分も合わせて３５万円ふんだくるつもりだろうが今回はそうはいかん、俺はすぐに
「ミド・リョク・グリ、今日は好きなだけ食べていいから遠慮しないで食えよ」
と言うと食えるだけでも有難いと考えてる三姉妹は目を輝かせて喜んだ

俺がポテトを３等分して皿に分けて渡すと
『『『いただきますデス！！』』』
と言うや否やバクバクとポテトを食べ始め、他の客の見ている前で三姉妹は３分足らずで４ｋｇのポテトを完食してしまい
さっきまでニヤニヤしていた店長代理はあっという間に無くなったポテトを見て真っ青になった
「な・・・・そんな・・・」
「店長代理さん、見ての通りポテトは無くなったぜ、じゃあここから・・」
「は！！反則だ！！糞蟲に食わせるだなんて反則だから認めない！！こんなのルール違反だ！！」
完全に想定外だったのか店長代理は顔をまっかにさせて反論を始めた

「反則ってなんですか？さっきだってウチの子達の料金を払う際にそんなルールがあるなんて言ってないじゃないですか」
俺がそう畳みかけると
「う！！うるさいうるさいうるさいうるさい！！この店では俺がルールなんだ！！俺が絶対なんだ！！俺が反則だと言ったら反則なんだ！！」
店長代理は往生際悪くまだそんな事を叫び続けたが
「そんな無茶苦茶なルールがあるかよ！！だったらあんたの言ったモン勝ちになるじゃないか！！」
「そうよ！！２０００円先払いでその後で５万円までぼったくっておいてそんな自分に甘いルールなんてズルいじゃないの！！」
周りの客が一斉に店長代理を責め立てる、最もこの人達も前にぼったくられた被害者で今日の復讐の為に色々調べて声を掛けて来て貰っていたのだ

そんな客のクレームに店長代理は茹でダコにように顔を真っ赤にして
「黙れ！！黙れ黙れ黙れ黙れええええええ！！俺が絶対だ！！俺がルールなんだ！！こうなったらお前等全員警察に突き出して・・」
「いい加減にせんかあああああああ！！」
完全にキレた店長代理が電話を取ろうとしたその時、客の一人が立ち上がってマスクとサングラスを外すと店長代理の顔が赤から一瞬で青に変わった
「て・・・・店長・・・どうして？だって店長は後２カ月は・・・」

この後、この店の店長が正体を現して店長代理をその場で締め上げた結果とんでもない事が分かった
本来なら店長が長期出張に出掛ける際に長期休業にする事にしていたのだが
その休業となった頃に店長代理を自称したバイトの知り合いが務める冷凍食品会社で廃棄し忘れたポテトが発見され処分に困っている話を聞き
このバイトはこのポテトを全部タダで引き取って勝手に営業を再開し、店のメニューを食べ放題に変えてこのポテトを無茶苦茶な条件で出して罰金を巻き上げ
客がゴネれば警察への通報をチラつかせて無理矢理黙らせ、更に現金払いのみに変更してその儲けを全て懐に入れたのだ

タダの廃棄ポテトで元手はゼロ、しかも一人の客から確実に５万２千円巻き上げられる利益１００％のボロい詐欺商売
そして万が一に完食されても難癖を付けて追い返して誤魔化して有耶無耶にしていた、そりゃそうだろ、何せ店にはポテト以外何も無いんだから
バイトはこのやり方でこの１カ月だけで６００万以上の金を客から金を騙し取り、ヤバくなったら店長に責任を押し付けて逃げるつもりだったのらしい
当然バイトは全ての金を店長に取り上げられてから警察送りとなりその後懲役刑が確定して現在服役中との事だ

店長は今まで被害に遭った客に慰謝料込みの返金と謝罪行脚を行い
例のポテトは三姉妹が気に入ったので慰謝料ついでに全部貰って俺の趣味の釣り餌を入れる業務用冷凍庫に全部詰め込んであいつ等の飯にしている
んで用が無くなった三姉妹なのだが彼女が結構気に入ってくれたのでそのまま飼い実装として我が家に居て
彼女と結婚してからも優秀なお手伝い実装としてその後天寿を迎えるまでウチに尽くしてくれた

さすがに店長代理のやったことがヤバすぎてワロタ

YOUTUBEショートで流れてくるゴミ屑制裁系テンプレートの流用に見える

実装用おもちゃ工場で働かされる実装石とか愉快なイメージは湧くがなかなか文章にできない
目の前には実装石基準ですごく楽しそうなおもちゃがあるけど梱包するしか触る事は許されないとか
工場のメーカーロゴは美味しそうに金平糖を舐める実装だけど労働実装はウンチ味のカスカス乾燥フードしか食わせてもらえないし水分補給は便所に顔突っ込んでそこの水飲むしかない(消毒剤を吸収して身体を壊す)とか
来た当初はカラフルで素敵だ思っていた制服がトラウマになるとか
脱出を企てた実装石が工場のヒミツを知るとか
(音が出るオモチャの実装ラッパの音が出る部品は声帯と必要な臓器だけまとめた肉袋に圧縮加工された実装石の成れの果て、ぬいぐるみは消毒し乾燥させ繊維状に裁断した実装で編まれている、なんならおもちゃ全般の素材として実装を薬剤で溶かして粗悪なプラスチック状の物質にしてるとか)
もちろん脱走失敗でオモチャになる
工場自体脱走者が出る事まで含めて虐待派の娯楽として運営されてるとか
ぬいぐるみやオモチャは実装素材だから実装が本能的に安心するなんかが出てて愛護派に好まれてるとか
粗雑に散らばったネタだけがあってまとまらん

>No.1527050
面白そう
まとまらないならいっそ散らばったネタの集まり的に短編集にすればいいかも

今日はパラシュートの日、ということで、とある小学校では図画工作の時間にパラシュートを作ってみようという事になった。
ぶら下げられるのは、教師が近所の公園で「飼いにしてやるから」と騙して連れて来た仔実装達だ。
児童は各々作ったパラシュートに仔実装達を括り付けて、屋上から放り出した。
『テチャァァァッ・・・チュベッ！？』
仔実装達はパラシュートが開かずにそのまま地面に激突死したり、
『テェッ！？テヒィィィィィ・・・ヂッ！？』
途中でパラシュートが外れて墜落死したり、
『い、息ができないテチャァ・・・!』
パラシュートの紐が首に絡まり窒息死したり、
『怖いテチ！降ろしテチ！』
木に引っかかったまま降りられなくなったり、
『テェェェ・・・、助かったテブチョベッ！？」
無事に着地出来ても落ちて来た他の仔実装に潰されたりと、そのほとんどが生き残れなかった。
子供達は授業の面白さに大満足だったが、担当教師は仔実装の潰れた死体で校舎を汚したとして教頭から大目玉を食らう羽目になった。

いいね
実装も子供の教育に役立ったんだから満足だろう

実装石は比較的入浴を好む傾向があると言われているが、そこはやはり個体差というものがある。
『お前達、お風呂の時間デス』
『わーいテチ！』
『キレイキレイにするテチィ！』
『今日はアヒルさんのオモチャで遊ぶテチ！』
『お風呂いやテチ！怒られるのはいやなのテチャァ！』
飼い実装のメロンが仔達に声をかけると、長女、次女、三女は喜ぶものの、四女は入りたくないと駄々をこねた。
漏らした糞で汚れている四女こそ、最も入浴の必要があるのだが・・・。
メロンはため息を吐きながらも、反抗する四女を抱き上げて風呂へと向かった。

『今日も気持ちいいテチ〜』
『ママ！四女チャンがまた漏らしてるテチ！』
『テチャァ！？お湯にウンチが溶けてるテチャァ！』
『ワタチのせいじゃないテチィ！お風呂がきもちいいのが悪いんテチャァ！』
生まれつき総排泄孔が緩すぎるのか、四女はちょっとした刺激で糞を漏らした。
メロンが何度注意しても直らないどころか、叱られればそれに反発するように糞を漏らすような有様だった。
四女にしても、好き好んで漏らしている訳でもないのに事あるごとにメロンから叱られるのは我慢ならなかった。
それ故反抗的になってしまうのだが、それがまたメロンを苛立たせる原因になっていた。
躾が上手くいかなければ、四女に待っているのは死あるのみなのだから。

『四女！お前はまた漏らしたんデス！？蛆チャンじゃないんだからいい加減お漏らしは止めるデス！』
『だからワタチはお風呂になんて入りたくないって言ったのテチィ！お風呂なんて嫌いテチィ！』
叱りつけるメロンに、四女は軟便をプリプリ漏らしながら反発する。
長女達はそんなメロンと四女の様子をハラハラしながら眺めていた。
楽しいお風呂の時間がいつも途中でこうなってしまうことに長女達は思うところがあったのだが、メロン譲りの賢さ故か、口に出すような事はしなかったが。

メロンと四女がデスデステチテチ言い争っていると、飼い主の男性が姿を見せた。
『テェェェンッ、ご主人サマ〜！ママがワタチをいじめるのテチィ〜！』
両目から透明な涙を、総排泄孔からは軟便を垂れ流しながら、四女は飼い主へと駆け寄った。
飼い主は四女に一瞥をくれるだけで相手にせず、メロンに悲しそうに話しかける。
「メロン、残念だけどこの仔は駄目そうだね・・・・」
飼い主の言葉に、メロンはがっくりと項垂れた。
『ご主人サマの言う通りデス・・・。せめてあまり苦しまないようにしてやってほしいデス・・・』
「分かった・・・」
飼い主が四女をそっと摘み上げると、四女は飼い主が味方してくれたと思い込んだらしく、メロンに嘲笑を向けた。
『チププ！ご主人サマはわかってるテチィ！クソママなんかよりワタチのほうがヂッ！？』
四女は飼い主に首を捻られてあっさりと殺処分され、死骸はそのままトイレに流されて始末された。

『マ、ママ！四女チャンが、四女チャンが！』
『か、カナシイことされちゃったテチィ・・・！』
『な、なんでやさしいご主人サマが・・・！』
『お前達、よく聞くデス・・・』
普段は優しい飼い主があっさりと四女を殺した事に困惑する長女達に、メロンは両目から色付きの涙を流して語りかけた。
『四女は糞蟲だったから悲しい事をされたデス。ワタシはお前達に四女みたいになって欲しくないデス』
だからママの言う事をちゃんと聞くデス、と諭すメロンに、長女達もまた色付きの涙を流しながら頷いた。
四女の死が教訓となり、長女達がこれからも良き飼い実装で居続ける事が出来る事を、メロンは祈って止まなかった。

飼い主は虐待派ではなく良識がある愛護派ですね
糞蟲に対する冷酷でありながら実装に対して見せしめを兼ねた慈悲ある処刑に無機質な優しさがあるように見えました

とある愛護派が、実装石の可愛さをもっと世の中に知ってもらおうと、ハロウィンを利用することを思いついた。
餌付けによって仲良くなった（と愛護派が思い込んでいる） 野良実装達に紙製のジャック ・オー・ランタンを被せてやり、
「これを被って人間のお家に行くとお菓子を貰えるよ」
と吹き込んだ。
これで野良実装達はお菓子にありつけるし、実装石に無関心な人々もその可愛さに気付くだろう。
愛護派らしい、独善に満ちた思い込みだったが、現実は愛護派が考えるほど甘くはなかった。

愛護派の言葉を鵜呑みにした野良実装達は、家族総出で喜び勇んで人間の家へと向かって行き・・・、その殆どが生きて戻ることはなかった。

人間側からしたら、いくらジャック・オー・ランタンを被って仮装しているとはいえ、臭くて汚らしい野良実装如きが自宅の敷居をまたぐなど言語道断である。
ましてや、何を勘違いしたのか、菓子を寄越せと強張るどころか、飼わせてやる、ドレイにしてやるなどと喚き始める始末だ。
このような糞蟲共に黙っているほど人間側は寛容ではない。 『デギャァァァァッ！？』
『テチャァァァァッ！？』
『ママァ！ママァァァァッヂッ！？』
野良実装達達は徹底的に狩り立てられ、その屍を晒すこととなった。
人間達の多くはこうした騒動に眉をひそめたが、ハロウィンの元となった古代ケルトの祭りは、悪霊を払う事を目的の一つにしていたという。
ある意味では、祭りの本道に立ち返ったと言えるのかもしれない。

『ご主人サマ、よろしくお願いしますテチ！』
ペットショップの商品から晴れて飼い実装になれた仔実装が、飼い主となった男に礼儀正しく挨拶する。
男は小さく笑みを返すと、仔実装をキャリーケースに入れてやり、自宅へと連れ帰った。
見送る店長の顔は、ある種の達観に満ちていた。
たとえ商品をどのような用途に消耗しようと、金払いの良いお客様は神様だからだ。

「ほら、ここが君の新しいお家だよ。せっかくだから、お友達に挨拶しようか」
『テェェェ、オトモダチがいるのテチ？』
仔実装が連れ込まれた部屋は、血と糞の臭い、そして死臭に満ちていた。
壁際に並べられた水槽の中には、禿裸だったり、両手足が無かったり、全身火傷を負っていたりと、無残な姿の仔実装達が入れられている。
中には裂かれた腹から零れ落ちる内臓を、必死になって戻そうとしている仔実装すらいた。

『ご、ごごご、ご主人サマ・・・！？』
困惑した仔実装が男の顔を見上げると、男は微笑みを返した。
もっともその笑みは、優しさではなく嘲りに満ちたものだったが。

ブリーダーの元での厳しい躾を受けてペットショップに卸されても、念願の飼いになれるとは限らない。
夢にまで見た飼いになれたとしても、まともに飼って貰えるかは飼い主次第だからだ。
飼い実装として良縁に恵まれるかどうかは神のみぞ知る、と言いたいところだが、神にすら見放された感のある実装石がシアワセになるのは、やはり難しいのかもしれない。

>No.1527270
野良猫が敷地に入る程度なら許すが野良実装じゃなあ…ましてや勘違いして戯言いうようなら駆除しかねぇよなぁ！
>No.1527375
本当の意味でシアワセになれる実装石は何％くらいなのかなあ…ゼロではないと思うが…

『おいニンゲン！オマエをワタシの奴隷にしてやるデス！このおうちもワタシの物デス！』
「ははぁ〜！謹んでお受けいたします」
『良い心がけデスゥ！まずはスシとステーキとコンペイトウを持ってこいデス！』
「とんでもない、あれは卑しい人間の食べる物です。高貴で美しい実装石様には相応しくありません」
『デ…？デデッ…？そ、そうなんデスゥ？じゃあワタシたちに相応しい食べ物を持ってくるデス』
「少々お待ちを…はい、こちらは高貴な実装石様の為に作られたお団子でございます」
『オダンゴ？…スンスン、匂いは悪くないデス、食べてやるデス』ムシャムシャ

『デッ……デグボァッ！？こ、これは毒デスゥ！騙しやがったデスゥ！？』
「いえいえ、これは高貴な実装石様を確実にあの世へお送りするために作られた…実装コロリです。
　どうです？天にも昇るような素晴らしい味でしょう？」
『コロ…リ…？…デギギギ…ゲボ、グボッ…デズズゥゥ…ヂィ…！』パキン
実装石が悶え苦しんで死ぬのを笑顔で見届けると、男は大分の水を撒いて汚れた玄関を掃除した

「・・・ご家庭の問題点は、ペットの実装石関連の支出が多すぎる点ですね」
家計支出の多さに悩んだとある老夫婦がファイナンシャルプランナー(以下FP) を頼ったところ、そんな回答が返ってきた。
「でも、うちのミドリは孫みたいなものですから・・・」
老婦人が顔を曇らせるが、FPは意見を曲げなかった。
「それにしたって多すぎますよ。毎週のように新しい服や玩具を買い与えるなんてやりすぎです」
実のところ、実装石用の服や玩具はそれほど高価というわけではない。
一般的なものはせいぜい数千円から一万円前後といった程度だが、それとて積もり積もればかなりの金額となる。
「それに、フードやおやつも高級なものばかり与えているでしょう？」
「でも、いいものを食べさせてあげたいし、安いフードは何を使っているか分からないから・・・」

FPの言葉に老婦人は言い返そうとするが、やはり後ろめたさを感じているのか、その言葉は尻すぼみだった。
ちなみに、後ろめたさを感じている原因であろう老紳士は、終始険しい顔をしていた。
この老夫婦の収入源は年金が主で、後は老紳士が現役時代にこつこつ貯めた預貯金と退職金が主な資産だ。
そんな家計の状態で、いくら孫同然のペットとはいえ、金をかけすぎるのはやはり問題があった。
「いや、家計の問題点がよくわかりました。ありがとうございます」
なおも言い募ろうとする老婦人を遮るように、老紳士がFPに頭を下げる。
ひょっとしたら、実装石を孫みたいに思っているのは老婦人だけなのかもしれないな、 とFPは思った。

老夫婦は、というより老紳士は、翌日から早速ミドリに関する費用を削り始めた。
フードやおやつの質を落とし、無闇に服や玩具を買い与える事を控えたのだ。
老婦人は難色を示したが、老紳士は頑として受け入れなかった。
老紳士の対応は常識的なものだったが、実装石に人間の常識が通じるはずもない。
突然生活レベルを落とされたミドリは、当然のごとく反抗した。
『こんな不味いフードは食べられないデシャァッ！』
『なんでお服もおもちゃも新しいのをくれないんデス！？古いのは飽きたデスゥッ！』
『この甲斐性なしのクソニンゲン！お前らがそんなだからワタシは不幸なんデシャァッ！』
一度贅沢に馴れきってしまったがためだろう、ミドリはあっという間に糞蟲化した。
そして、糞蟲化したミドリに愛情を掛け続けられるほど、老婦人は寛容ではなかった。
老婦人にすら愛想を尽かされたミドリは保健所に送られ、数日後には殺処分されてしまった。

>安いフードは何を使っているか分からないから・・・
実装糞と土砂の混合物だったりするしな…
それはそうと可愛がり過ぎたせいでそれが止まると一気に糞蟲化して結果愛情が失せるのは定番だけど美しい流れ

実装のうんこが格安フードの素材になってるって設定考えた人は天才だと思う
そんな冒涜的な設定が当然のように罷り通る世界観も最高だと思い